現代音楽とは

音響を追求した音楽

私が思うに、現代音楽とは、テクノロジーと科学と数学の発達による「音響」の追求なのだと感じています。

テクノロジーの発達が、新たな音響の可能性を広げていき、そこに人間の知が探求の心を置いても、なんら不思議はありませんでした。

そういうことを感じたのは、この本がキッカケです。

ちなみに、ウィキペディアでは、現代音楽をこう定義しています。

現代音楽(げんだいおんがく)は、西洋クラシック音楽の流れであり20世紀後半から現在に至る音楽を指す。ドイツ語では「Neue Musik」、英語では「20th century classical music」などと表記されるようにその定義も非常に曖昧・抽象的であり、他の時代の西洋音楽史の区分のように、様式によって区分されたものではない。現代音楽は調性をはじめとする従来の音楽様式を否定・更新した先鋭的な音楽を指すことが多い。最も顕著な特徴は無調への傾倒と不協和音の多用である。なお、現代音楽という用語自体が、「現代の音楽」全体の中で特権的であり、エリート的であるとする批判もなされている。

現代音楽 - Wikipedia

ただ、私にとって、現代音楽とはテクノロジーの発達による音響の追求という側面を感じるのです。12音技法にしても、ミニマルミュージックにしても、ジョン・ケージにしても、20世紀の宿命であったテクノロジーの発達とは縁が切れないように感じます。

ですから、自分の音を追求している私にとって、音響の追求と科学の発達により、「ピアノが弾けなくても、自分の音を再現できる環境があるのだ!」と認識できる素晴らしい本でした。その思いの丈を言葉で表現してみましたので、こちらもお聞きいただければと思います。