コロナ感染者が10万人を超える。
2022/02/03 1日のコロナ感染者が10万人超えるという報道
2022/02/03 ついに1日のコロナ感染者が10万人超えました。
国内の新型コロナ新規感染者、初の10万人超え=報道
2022/02/03 18:52いいね3 コメント|21【写真特集】AFPが選んだ全豪オープンテニス2022の「TOPSHOT」馬毛島、市長「基地反対」軟化 国に協議の場要請© Reuters/ISSEI KATO 国内の新型コロナ新規感染者、初の10万人超え=報道
[東京 3日 ロイター] - 読売新聞など国内メディアは3日、この日の国内の新型コロナウイルス感染者が初めて10万人を超え、過去最多を更新したと伝えた。
FNNは、3日午後6時現在で空港検疫を除いて10万4368人となったとしている。
共同通信は、これまでに報告された国内の新型コロナウイルス感染者数は累計で300万人を超えたと報じた。
国内の新型コロナ新規感染者、初の10万人超え=報道 (msn.com) より
この日の岸田総理の対応は?
この日・・・とは言えませんが、岸田総理は、「非常事態宣言」の発令は考えていません。
止まらない感染急拡大…岸田首相、東京過去最多も「緊急事態宣言検討していない」発令回避に固執
[2022年2月2日19時51分]
新型コロナウイルスの「オミクロン株」による感染急拡大が止まらない。東京都の新規感染者数は2日、2万1576人と過去最多を更新し、初の2万人超となり、2回のワクチン接種済みの新規感染者は1万114人に上った。これで1月25日から1日の新規感染者は9日連続で1万人以上となり、病床使用率は51・4%で、都が緊急事態宣言の要請を検討する基準とした50%を上回っている。都独自の基準による重症者病床の使用率は5・5%で前日1日から横ばいだった。
岸田文雄首相は、この日の衆院予算委員会の質疑で立憲民主党の長妻昭氏から「従来であれば、すでに(緊急事態宣言を)出している局面。なぜ今回は検討すらしないのか」と問われたが、「今の時点では、緊急事態宣言について検討していない」と否定した。
同予算委員会で岸田首相は、自衛隊が東京で運営するワクチンの大規模接種会場での接種人数を現在の1日当たり720人から、来週をめどに1日当たり5000人程度まで拡大することを表明した。これまで新型コロナの濃厚接触者の待機期間を14日間から10日間、さらに7日間まで短縮するなど方針転換した。一方でコロナ対策と社会経済活動の両立を掲げる岸田首相は「まん延防止等重点措置の効果をしっかり確認した上で」と、宣言発令の回避に固執する。
政府は、まん延防止等重点措置を和歌山県にも追加適用(5日~27日)する方針を固め、地域は35都道府県に拡大する。日本医師会の中川俊男会長は2日、緊急事態宣言発令について、「期を逃さず、発令することが大事。一両日中に状況が急変することも十分にある」などと警鐘を鳴らした。悪化する状況に、どう歯止めをかけるのか。政府の対応が問われている。【大上悟】
止まらない感染急拡大…岸田首相、東京過去最多も「緊急事態宣言検討していない」発令回避に固執 - 社会 : 日刊スポーツ (nikkansports.com) より
首相は、経済優先に考えている節がある。
率直に言って、岸田首相は、経済を最優先に考えている節があります。
岸田首相が掲げた「新しい資本主義」というのがそれですね。
岸田首相の「新しい資本主義」って何?
2021年10月25日
10月8日に第100代内閣総理大臣・岸田首相が誕生しました。新首相は、所信表明演説の中で経済政策として「新しい資本主義の実現」を掲げています。その理由として、これまでの「新自由主義」的な経済政策によって世界的に深刻な経済的格差が生じたことを指摘しています。そこで、日本も「新しい資本主義」として「成長と分配の好循環」をめざし、「成長」と「分配」の両方を実現するためにあらゆる政策を総動員するとしています。今回は世界的に経済格差をもたらしたとされる、これまでの「新自由主義」的な経済政策と新首相が掲げる「新しい資本主義」について、わかり易く解説します。
Q1 これまでの「新自由主義」って何?
A1 「新自由主義」は1980年代に支持されるようになった経済思想です。それまでの第二次世界大戦後から1970年代にかけて先進国の経済政策は、国家が経済活動に積極的にかかわる「ケインズ経済学」(リベラリズム)が主流でした。年金、失業保険、医療保険などの社会保障制度を充実させ、不景気な時には政府が公共事業を行って景気をよくする調整を行ってきました。
しかし、1970年代の石油危機をきっかけに、先進国の経済が長期不況に陥り、財政赤字や失業率の高止まりに悩むようになると、これまでの「ケインズ経済学」が強く批判されるようになりました。
そこで1980年代に登場したのが「新自由主義」(ネオ・リベラリズム)です。国家による福祉・公共サービスの縮小によって「小さな政府」をめざし、大幅な規制緩和、市場の原理を重視するのが特徴です。その代表例が英国のサッチャー政権によるサッチャリズムです。電話、航空など国営企業の民営化、労働法制などの規制緩和、社会保障制度の見直し、金融ビッグバンによる外国資本の導入などを行い、英国病といわれた財政赤字の増大や失業率の高止まりに対応しました。米国では、レーガン政権がレーガノミクスによって大幅な減税や規制緩和を行いました。同時期に、日本でも中曽根政権が電話、鉄道などの民営化を行いました。
Q2 「新自由主義」で経済的格差が大きくなったのはなぜ?
A2 新自由主義的な経済政策が急速に推進されたのは、2002年以降の小泉政権の時です。郵政民営化が行われたほか、派遣労働が自由化されたことで、企業の競争力が向上すると同時に、派遣社員や非正規雇用が増加し、家計ごとの経済的な格差が拡大していきました。さらに、コロナ禍の現在は、サービス業に従事する家計の収入状況が厳しくなる一方、外食や旅行などレジャー行動自粛による消費支出の抑制と株高に伴い、家計金融資産は全体では増加していて、家計ごとの経済格差拡大が顕著となっています。
Q3 岸田首相が重視する「分配戦略」とは何?
A3 「分配戦略」の1つ目は「働く人への分配機能の強化」です。具体例として、賃上げを実施する企業への税制支援や大企業による中小企業に対する下請け取引の監督強化などをあげています。2つ目は「中間層の拡大と少子化対策」です。教育費や住居費支援、保育制度拡充と環境整備をあげています。3つ目は「看護、介護、保育などの現場に働く人の収入増」です。コロナ禍での医療現場や少子高齢化の最前線で働く人々の収入を増やすために、サービスの公的価格の在り方を見直すとしています。
なお、所信表明演説であげられた内容については、「新しい資本主義実現会議」を創設して、ビジョンの具体化を進めるとしています。近くまとめられる経済対策の内容と合わせて、ポストコロナでのあるべき日本経済の姿を見据えた具体的な政策が示されるかを注意して見ていく必要があります。
岸田首相の「新しい資本主義」って何?:達人に訊け!:中日新聞Web (chunichi.co.jp)
成長と分配には、「人流」がどうしても伴います。だからこそ、岸田首相は非常事態宣言の発令を検討さえしていないのでしょう。
国民の安心は今、コロナへの対応に向けられていますが、そこのところはおざなりにしているのが岸田首相のようです。
率直に言うと、岸田首相は、コロナ終息よりも新しい資本主義の実現に目が向いているように感じます。