花王撤退について、春日井市議会で急施臨時会(令和6年8月21日)が行われ、約30億円の補正予算案が可決されました。

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春日井市在住です。
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私、はらだよしひろが、個人的に思ったことを綴った日記です。社会問題・政治問題にも首を突っ込みますが、日常で思ったことも、書いていきたいと思います。

~プロローグ父の死亡届を出したついでに、傍聴した春日井市議会~

偶然ではありますが、父が亡くなり、その死亡届を春日井市役所に提出しに行ったときに、春日井市議会では、花王の撤退に伴う臨時市議会を行っていたので、傍聴してきました。

↓花王の撤退に関しては、コチラ

そして、この議会のことが、中日新聞で報道されていたので、紹介します。

中日新聞で報道された、春日井市議会急施臨時会

中日新聞令和6年8月22日朝刊 近郊版より

この記事を、文字起こししました。

花王撤退で30億円増額 春日井市 臨時会で補正予算案可決

 春日井市議会の急施臨時会が21日にあり、大泉地区に企業誘致した大手日用品メーカー「花王」の撤退による用地の買戻しなどに約30億円を増額する本年度一般会計予算案を上程、可決し、閉会した。

 花王との契約が解除になった用地の買戻しと隣接する用地の購入について、市が実質負担する約17億円を、市の貯金にあたる財政調整基金(財調)を取り崩して工面する。

 審議で市民クラブの小原哉議員が「補正予算成立後の財調残高の見込みはいくらか」と質疑。市側は本年度末の財調残高は約4億9千万円となる見込みを示した。この残高が標準財政規模(2024年度は約634億2千万円)に占める割合は約0.8%になると説明した。

 議場で答弁した石黒直樹市長は「財調の減額は一時的なもの。有事への備えは短期的な資金調達の手法も含めて、対応可能な体力があると認識している」と理解を求めた。

 小原市議が「一般的に財調は自治体の標準財政規模の10%が適正」と指摘していることについて、市は、閉会後の取材で、年度途中ではなく、決算時の数字で5~10%となるよう予算編成に留意していると説明。財政課は、9月定例会で提案する23年度の決算が認定されると、24年度当初の残高見込み(約23億5千万円)の水準まで回復するとみている。

 共産党の伊藤建治議員も質疑に立ち、市は買い戻した用地の売却スケジュールは未定で、近隣で整備しているインター北企業用地と一体化して売却する考えはないとした。

(長谷川和華)

傍聴して、かつ、記事を読んで感じた、はらだの違和感

私は、議会を傍聴し、そしてこの記事を読んだときに感じた違和感がありますので、お伝えします。

議会を傍聴して感じた違和感

議会を傍聴した時に、実際の議案を見ながら傍聴することができます。この議会の議案を見たときに、私が感じた違和感は・・・・・

なんで、一般会計で処理するの?

ということです。もともと、この土地は春日井市が議会の承認も経て特別会計を組んで、造成し、花王に売却したものです。

花王売却時は、その特別会計は「大泉寺地区企業用地整備事業」でした。それが花王への土地売却が済んだからか、令和2年度にこの特別会計は無くなり、新たに「春日井インター北企業用地整備事業」特別会計が創設されました。新たな企業用地整備事業を始めるというわけですね。

ですから、もう、元の特別会計自体が無くなっているのだから、一般会計で処理せざるを得ないということなのでしょう。

しかし、私が直感的に感じたのは、①特別会計を復活させても良いのでは? ということと、②なぜ、9月議会があるのに、わざわざ急施臨時会を開いたのか? ということです。30億規模の補正予算は、臨時議会を開いて1日で可決させるようなものではないはずです。それに9月6日に9月議会がはじまるのだから、9月議会で審査して可決させれば良いのに、何を焦って臨時会を開催したのでしょうか。

春日井市議会令和6年度9月議会日程 (会議の日程|春日井市公式ホームページ (kasugai.lg.jp) から)

たった一ヶ月の差なのに、開いた市議会・・・・・なぜ、行政は焦っているのか、気になりました。

記事を読んで感じた違和感

また、記事を読んでも違和感を感じました。特に、どこに違和感を感じたかというと、この部分です。

違和感感じた記事内容

花王との契約が解除になった用地の買戻しと隣接する用地の購入について、市が実質負担する約17億円を、市の貯金にあたる財政調整基金(財調)を取り崩して工面する。

なぜ、土地を買い戻すための予算の増額は約30億円なのに、市が実質負担するのが約17億円なのでしょうか?

それは、8月20日の同じ中日新聞の同じ記者(長谷川和華記者)が書いたこの記事に答えがあります。

令和6年8月20日中日新聞朝刊近郊版 より

要は、花王から約13億円の違約金が市に支払われるので、差し引きすれば実質負担は約17億円ということなのでしょう。

しかし、ここから一つの考えが浮かびます。なぜ、花王から予定されている、その約13億円の支払いを歳入として補正予算に組み込まないのか? なのです。私が拝見した議案には、この約13億円の支払いは載っていませんでした。つまり補正予算上は「市が実質負担する約17億円」にはなっていないのです。

ここに何か、変なものを感じます。

この件も追いかけます。(まとめ)

直感的に変なものを感じたので、この件も公文書開示請求を通して、追いかけていきたいと思います。

詳細分かり次第、また、住民監査請求をはじめ、アクションを起こそうと考えています。

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