第2回れいわ新選組代表選に思うこと。~仲間のボランティアが立候補して~
私、はらだよしひろが、個人的に思ったことを綴った日記です。社会問題・政治問題にも首を突っ込みますが、日常で思ったことも、書いていきたいと思います。

目次
はじめに――「観客」ではなく「当事者」として見た代表選
今回の第2回れいわ新選組代表選挙は、私にとって単なる“政局ウォッチ”ではありませんでした。
なぜなら、私が日頃から一緒に活動してきたボランティア仲間・あおやぎさんが、代表候補として名乗りを上げたからです。
「政治家」ではなく、「ボランティア」が代表選に出る。
その姿を間近で見ていた私は、嬉しさと同時に、かなり切実な問題提起でもあると受け止めました。
この文章では、一人のれいわボランティアとして今回の代表選をどう見たのか、そしてそこから私なりに考えた「ボランティアネットワーク論」「ボランティアの組織化」について整理しておきたいと思います。
第1章 仲間のボランティアが代表に挑むという衝撃
まず何より大きかったのは、「あの現場で一緒に汗をかいてきた人が、代表選に出た」という事実でした。
ポスティング、街宣の準備、事務作業、SNS発信……。
れいわの選挙や運動は、ボランティア抜きには成り立ちません。けれど、これまでは「現場」はどうしても“下支え”として扱われがちで、党の意思決定のテーブルからは遠い存在でもありました。
そこに、「現場のど真ん中」にいた人間が、「代表を変えるかもしれない立場」に自ら飛び込んだ。
このインパクトは、数字以上に大きかったと思います。
「ボランティアが代表選に立つこと」は、単なる話題づくりではなく、
- ボランティアは下請けではなく政治の主体たりうる
- ネットワークの末端からでも、組織のトップに“アクセス”しうる
ということを、実際の行動で示した出来事でした。
第2章 「ボランティア疲弊」とガバナンスへの“公開質問状”
2-1 「疲弊」を真正面から言葉にした勇気
あおやぎさんが掲げていたテーマの一つが、ボランティアの疲弊でした。
- いつも同じメンバーに負担が集中する
- 本部との情報共有がうまくいかず、現場が振り回される
- 人間関係の衝突やモヤモヤを、安全に相談できる場所がない
こうしたことは、私自身も現場で何度も見てきましたし、正直、自分の中にも溜まっていたモヤモヤです。それを代表選という最もオフィシャルな場で、名前と顔を出して語ってくれたことに、私は深く励まされました。
「しんどい」と言えない空気の中で、あえてそれを言葉にするのは、とても勇気のいることです。
2-2 組織づくりとガバナンスへの問いかけ
同時に、あおやぎさんの立候補は、れいわの組織運営・ガバナンスへの公開質問状でもありました。
ボランティア頼みの選挙戦を続ける以上、
- 地方組織をどう具体化するのか
- ボランティアの役割・権限・責任をどう整理するのか
- 山本代表個人に依存しすぎないチーム体制をどう作るのか
こうした問いは、避けて通れません。
あおやぎさんは、「現場のしんどさ」を単なる愚痴に終わらせず、組織設計の課題として提示していたように思います。そこに、単なる内輪批判ではない、建設的な問題提起としての重みがありました。
第3章 私のボランティアネットワーク論
~ボランティアの組織化とは何か~
ここからが、本題の「私のボランティアネットワーク論」です。
私は、れいわボランティアは「政治的にも成長する」ことが最低条件であると思っています。そのうえで、ボランティアが“点”ではなく“ネットワーク”として組織化されていくことが、れいわらしさの核心になると考えています。
3-1 ボランティアの成長原則
私なりに整理すると、ボランティアの成長原則は次のようになります。
- ボランティアは政治家を育てる存在である。
- ボランティアは、まず身近な地方議員と関わり、政治に具体的にコミットすること。
- れいわ地方議員は、ボランティアが政治に関わる場を作り続けなければならない。
- ボランティア×地方議員の人間のつながりが、れいわの根を強くする。
- 自ら動き、自ら問題にぶつかり、自ら解決アクションする行動力が政治を変える。
- その本気が仲間を作り、連帯を生み、小さなさざ波を大きなうねりへと変えていく。
ここで重要なのは、「ボランティアが政治家をただ支える」のではなく、
ボランティアが政治家と一緒に成長し、お互いを育て合う関係をどう作るか、という視点です。
3-2 ネットワークとしての「ボランティア×地方議員」
私のイメージするボランティアネットワークは、次のようなものです。
- 中心に「党本部」と「国会議員」がいるだけでなく、
- 地方議員・地域のボランティア・支持者・市民団体などが、
- 横に、斜めに、自由につながっていくネットワーク。
ここでカギになるのが 「ボランティア×地方議員」の結節点 です。
- 地方議員は、ボランティアが政治課題に触れる“入口”をつくる役割
- ボランティアは、その議員に現場の声や課題を持ち込み、ともに解決策を探る存在
この相互作用が増えれば増えるほど、れいわの根は深く、広く張っていきます。
3-3 「独りよがりな幻想」とどう距離をとるか
ここで、あえて厳しいことも書いておきます。
決して、政治は、あなたの独りよがりな幻想を実現する場ではない。
動いていない自分に気づけ。言い訳をしている自分に気づけ。
私自身にも突き刺さる言葉です。
怒りや理想を語るだけなら、いくらでもできる。けれど、それだけではネットワークは広がらないし、現実の政治も変わりません。
ここで触れておきたいのは、現場には「やっているふりボランティア」や「他人攻撃の正当化で自己防衛ばかりしているボランティア」も、確かに存在するという現実です。
「やっているふりボランティア」は、口では大きなことを言い、会議やオンラインの場には顔を出すけれど、いざ具体的な作業や責任が発生する場面になると、一歩引いてしまうタイプです。
自分が動かないことを隠すために、「時間がない」「事情がある」と言い訳を重ね、結果として、何も変えないまま“関わっている気分”だけを維持してしまう。これは、本人にとっても組織にとっても不幸なあり方だと思います。
もう一つの「他人攻撃の正当化で自己防衛ばかりしているボランティア」は、常に「相手が悪い」「あいつがダメだ」と他人の批判にエネルギーを使い、自分の側の課題からは目をそらし続けるタイプです。
下手すると、れいわの人間性あふれるメッセージを利用して、「自分は良いことしている!」PRをして、自分を守ってばかりで仲間を助けないボランティアや地方議員もいます。
自分の正しさを守るために他人を攻撃し、その攻撃を「正論だから」「組織のためだから」と正当化してしまう。その結果、ネットワークは細かく分断され、信頼の糸が切れていきます。
正直に言えば、こうした傾向は「特定の誰かの悪さ」ではなく、私たち一人ひとりの中にも潜んでいるものだと感じています。私自身も例外ではありません。
だからこそ、「あいつはやっているふりだ」「あの人は攻撃的だ」と他人を断罪する前に、「自分はどうか」「自分はどこまで現実にコミットしているか」を問い直す必要があるのだと思います。
一つの塊となるには、ボランティアが現実とぶつかりながら、政治を育て上げる自発的な意思の連鎖を広げていく必要がある。
そこにこそ、「れいわらしいボランティアの組織化」があるのだと思います。
第4章 一人のボランティアとして、これからやりたいこと
今回の代表選を通じて、私は、
「ボランティアは、単なる労働力ではなく、政党運営を変える主体にもなりうる」
という手応えを感じました。
だからこそ、これからも遠慮せずに、現場で感じた課題やアイデアを言葉にしていきたいと思います。
- ブログに書き、
- 仲間と共有し、
- ときには党本部や地方議員にも届け、
- 議会の場で問題提起をしてもらう。
その積み重ねが、あおやぎさんの立候補が切り開いてくれた道を、少しずつ広げていくことになるはずです。
おわりに――「民主主義は現場から動く」
今回の代表選は、私にとって、
「民主主義は、選挙の日だけではなく、
現場で汗をかく人たちの声から動き始める」
という当たり前のことを、改めて思い出させてくれました。
仲間のボランティアが代表選に立候補した――
その事実は、れいわ新選組という政党だけでなく、日本の政党文化そのものにとっても、小さくない出来事だと感じています。
その一歩を、私もボランティアネットワークの一員・当事者として見届けられたことを、今はただ誇りに思っています。います。
はらだよしひろと、繋がりたい方、ご連絡ください。
私、原田芳裕は、様々な方と繋がりたいと思っています。もし、私と繋がりたいという方は、是非、下のメールフォームから、ご連絡ください。ご相談事でも構いません。お待ちしております。





