音楽における芸術とは
音楽とは「音を表現主体とする芸術」
まず、芸術とは何かを「辞書」から見ていきましょう
1 特定の材料・様式などによって美を追求・表現しようとする人間の活動。および、その所産。絵画・彫刻・建築などの空間芸術、音楽・文学などの時間芸術、演劇・映画・舞踊・オペラなどの総合芸術など。「芸術の秋」「芸術品」
芸術(げいじゅつ)の意味 - goo国語辞書
2 学芸と技術。
また、ウィキペディアには、このような記述があります。
芸術(げいじゅつ、希: η τεχνη、 techné、羅: ars、英: art、仏: art、独: Kunst)とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。文芸(言語芸術)、美術(造形芸術)、音楽(音響芸術)、演劇・映画(総合芸術)などを指す。旧字体では藝術。
芸術 - Wikipedia
このように、芸術には、様々な表現活動が挙げられます
ここから考えると、音楽とは「音を表現主体とする芸術」と言えます。
音楽における芸術とは何か
では、音楽における芸術とは何でしょうか? 芸術はその対象が幅広いものです。
ですから、「音を必要とする、音楽以外の表現媒体」は、すべて音楽を必要とする芸術とも言えます。
音楽分野と言われながら、実は音楽だけではない芸術に「オペラ」があります。
舞台芸術ですが、音楽分野とされるのは、「歌」と「オーケストラ」が主体だからです。しかし、ここには「詩」であったり、「物語」であったり、「絵画」「アート」「演劇」などの要素があります。ウィキペディアはこのように定義しています。
オペラ(イタリア語: Opera、英語: Opera、フランス語: Opéra、ドイツ語: Oper)は、演劇と音楽によって構成される舞台芸術である。歌劇(かげき)とも呼ばれる。
オペラ - Wikipedia
一方で日本には音楽を伴う舞台として「歌舞伎」や「能」があります。
それぞれの独特の節回しがあり、それを引き立てる伴奏があります。音楽というよりも、舞台を引き立てる洗練された音がここにあるという点で歌舞伎や能は「芸を高めるために音を選んでいる」という事もできるでしょう。