セルフケアと体力回復。はらだよしひろはこうして疲労を克服した
私、はらだよしひろが、個人的に思ったことを綴った日記です。社会問題・政治問題にも首を突っ込みますが、日常で思ったことも、書いていきたいと思います。
今年の11月12日に、急に体が動かなくなって、一日仕事を休みました。
長年の疲労が積み重なったのだと思いますが、その時の体験記を綴りました。
疲労回復の参考になればと思います。
目次
1 【疲労回復の兆し】シャワーでは抜けない疲れに気づいた日
秋が深まり、急に風が冷たくなってきた頃だった。
いつものように仕事から帰宅し、シャワーを浴びた。
しかしその夜、私は違和感を覚えた。
「あれ?疲れがまったく抜けていない……」
シャワーという“簡易リセット”では、
すでに抜けきらないほど深く疲労が沈んでいるのを感じた。
仕事は外と内を行き来する工場作業で、
5キロ前後の品物を1日100回以上持ち降ろす。
総重量は500キロを超える。
重い仕事だが、私は長年「体の使い方」で乗り切ってきた。
- 腰の重心を立てる
- 尾てい骨と脳天を一直線に通す
- 痛みの芽を見逃さない
さらに私は日頃から
ボディスキャニング(身体走査)
を習慣にしている。
これは、体内の感覚を上から下まで「スキャン」しながら観察する瞑想法で、
筋肉の固さ・温度差・緊張・違和感を細かく拾い上げることができる。
✔ ボディスキャニング参考
・マインドフルネスの正式な身体走査(Jon Kabat-Zinn)
https://www.umassmed.edu/cfm/mindfulness/programs/mbsr-courses/
しかし、そのボディスキャニングを使っても、
どうにも「疲労の塊」が見えてしまった。
これは無視してはいけないサインだ。
直感的にそう感じた。
2 【自律神経の反応】休むと決めた瞬間に起きた体の変化
翌朝、私は決断した。
「今日は、休もう。」
職場に連絡した瞬間、驚くことが起きた。
急激な便意。
体がまるで「ようやく許可が出た」と言っているかのようだった。
これは自律神経の非常に典型的な反応で、
- 緊張・責任感 → 交感神経(戦闘モード)が優位
- 安心・安全 → 副交感神経(休息・消化モード)が優位
になった瞬間に腸が動き出すためである。
参考:
✔ 厚労省「ストレスと自律神経」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/condition/
その日は、私は布団に横になり、
ボディスキャニングで体の内側を丁寧に観察した。
- どこが硬い?
- どこが冷えてる?
- どこが熱を持っている?
- 呼吸はどこで詰まる?
観察すればするほど、
隠れていた疲れが“雲のように”浮き上がってきた。
体が「ようやく話せる」
と言っているように感じた。
3 【寝汗の意味】明け方3時、30分後に汗が噴き出す理由
夜9時に眠りにつき、深夜3時に目が覚めた。
布団の中でボディスキャニングをしながら静かに呼吸していたら、
突然、全身から汗が噴き出した。
「ドッ」という勢いで出る汗。
これは、疲れ切った身体が
“遅れて入る副交感神経のリセット反応”である。
睡眠と自律神経の研究では、
深い疲労状態では、
- 睡眠初期に副交感神経が働かず
- 深夜〜明け方に切り替わる
- その直後に血管が開き汗が出る
と説明されている。
参考:
✔ 順天堂大学医学部「睡眠と自律神経のメカニズム」
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/specialties/sleep/
汗が止まったあと、体は軽かった。
深部の緊張が“抜けた”のだと感覚でわかった。
4 【たった1日の休息】翌日は別人のように体が軽くなった
翌朝目覚めると、体が驚異的に軽かった。
- 肩のこわばりが消え
- 腰の芯が軽く
- 手足の動きが滑らか
- 頭もスッキリ
仕事へ行ってみると、
前日の自分とはまったく別人だった。
ボディスキャニングを日々していたからこそ、
“黄色信号”を正確に察知し、
限界の手前で引けた。
もし続けて働いていたら、
どこか必ず故障していたと思う。
5 【タフさの再定義】中年以降の体は「賢さ」で守る
49歳9ヶ月。
私は今回、体力に対する価値観が完全に変わった。
- 若い頃のタフさ → 無茶がきく力
- 中年以降のタフさ → 限界前に察知して引く力
体は年齢とともに回復力も変わる。
しかし、身体感覚や経験はむしろ深くなる。
ボディスキャニングを続けていたことで、
「まだ動けるけど、これは回復していない」という
微妙なラインを正確に掴めた。
これこそが、
「壊れないタフさ」=持続可能な体力
だと実感した。
6 【疲労回復ルーティン】温める・補う・抜く・そして“スキャンする”
●(1)温める:湯船は最高の治療装置
私はシャワー生活から湯船生活に切り替えた。
- 40℃前後で10〜15分
- 半身浴→全身浴→クールダウン
- 寝る90分前が最適(睡眠研究の定説)
参考:
✔ 日本睡眠学会「深部体温と睡眠の関係」
https://sleep-science.jp/
湯船に入りながらボディスキャニングをすると、
温まりやすい場所・抜けにくい場所が視覚化されるように分かり、
より効果的だった。
●(2)補う:水分・塩分・ミネラル・タンパク
- 白湯+天然塩をひとつまみ
- 味噌汁(温・塩・発酵)
- 納豆・卵
- 汗をかいた日は特に補給
- ふらつき時には経口補水液
参考:
✔ 熱中症・脱水の対策(環境省)
https://www.wbgt.env.go.jp/
水分を入れた後、
ボディスキャニングで血流の変化を感じると、
“効いてる実感”が高まる。
●(3)抜く:軸を手放す訓練
昼は「軸を立てる」働き方で良い。
しかし夜は「軸を抜く」必要がある。
- 肩の力をふっと抜く
- 首をストンと落とす
- ふくらはぎの張りをほどく
どこが抜けたのか、どこが残ったのか。
ボディスキャニングを使うと、
その差が驚くほど分かる。
●(4)スキャンする:体の状態を毎日観察し続ける
私の日課:
- 朝起きて、体の固さを確認
- 立ちくらみチェック
- 呼吸の深さをスキャン
- 腰の芯・足裏の接地感を見る
- 夜は全身スキャンで緊張の残りを検知
ボディスキャニングは、
疲労の“未然防止装置”だ。
参考:
✔ 日本マインドフルネス学会
https://mindfulness.jp/
7 【冬の疲労対策】寒さは“隠れ疲労”を倍増させる
秋〜冬にかけて、疲れやすさが2倍以上になる。
理由はシンプルだ。
- 血管が収縮し
- 筋肉が硬直し
- 呼吸が浅くなり
- 代謝が落ちる
冷えは「自覚のない疲労」を増幅させる。
だから冬こそボディスキャニングが必須だ。
冷えている場所をいち早く把握し、
- 湯船で温める
- 腹巻き
- 首・手首・足首の保温
- 温かい飲み物
で早めに対処する。
参考:
✔ 冷えと健康(福島県立医科大学)
https://www.fmu.ac.jp/univ/hhealth/202002/
8 【休む勇気】これは「体力の一部」だった
今回の経験を通じて、
私は確信した。
休む勇気こそ、体力である。
休むことは甘えではない。
体のメッセージを聞くことだ。
「今日休んだからこそ、明日の仕事が軽かった」
私は自分の体に、こう言いたい。
「ここまでよく耐えてくれた。
これからは、もっと大事に扱う。」
9 【結論】疲労は敵ではなく、体からの“メッセージ”だった
今回の一連の経験の結論ははっきりしている。
疲労とは、体が壊れる前にくれる“案内板”だった。
- 温める
- 補う
- 抜く
- スキャンする
- そして休む勇気を持つ
この5つが整えば、
体は驚くほど回復する。
私は今回、
長年蓄積していた疲労を解放する方法を見つけた。
これが、はらだよしひろ流「壊れないタフさ」のセルフケアである。
はらだよしひろと、繋がりたい方、ご連絡ください。
私、原田芳裕は、様々な方と繋がりたいと思っています。もし、私と繋がりたいという方は、是非、下のメールフォームから、ご連絡ください。ご相談事でも構いません。お待ちしております。




