オーケストラと楽器の関係について。

弦楽器中心のオーケストラの楽器配置

楽器配置を見ると、オーケストラってどうしてこういう楽器の並びをしているのだろう・・・・と思うことありませんか?

現代のオーケストラは、大まか、以下の配置を基本としています。(画像は、B001:オーケストラの楽器配置 - 品川ジュニアオーケストラSJPO (google.com)から)

SJPOオーケストラ講座:オーケストラの代表的な楽器配置と対向配置,オーケストラの楽器配置,オーケストラの並び方

頭に入れておかなければ、いけないのは、オーケストラは「弦楽合奏に管楽器が加わり始めたところから始まっている」という事です。

現在の弦楽合奏に管楽器の加わった管弦楽の起源としては、ヴェネツィア楽派の大規模な教会音楽や、その後のオペラの発展が重要である。古典派期には交響曲協奏曲オペラの伴奏として大いに発展し、コンサートホールでの演奏に適応して弦楽を増やし大規模になり、またクラリネットなど新しい楽器が加わって、現在のような形となった。グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』において、ピッコロクラリネットバスドラムトライアングルシンバルがオーケストラに加わった。
ロマン派音楽ではさらに管楽器の数や種類が増え、チャイムマリンバグロッケンシュピールなどの打楽器が加えられた。時にはチェレスタピアノなどの鍵盤楽器やハープが登場するようにもなった。

オーケストラ - Wikipedia

オーケストラの超基本形は、弦楽四重奏

ですから、基本は弦楽オーケストラがオーケストラの楽器配置のという事になります。そして、弦楽オーケストラは、小さくしていくと、弦楽四重奏になります。

楽器定位の問題を考える

私の私見でもありますが、私はこの弦楽四重奏が、オーケストラの超基本形だと考えているのです。そして、曲の特徴(=特に響き)に合わせて、楽器の配置を変えていく必要性があります。

実は、私のこの曲は、響きとしてはビオラが鍵を握っています。

ですから、ヴィオラが前に出る、このような楽器配置が望ましいと思っています。(※あくまでイメージです)

ですから、求める響きによって楽器の配置が換わっていくものだと思います。