ピアノの和音の弾き方について。

ピアノが弾けない人間が書いたピアノ曲の和音感

ピアノが弾けないからこその和音の弾き方感を述べたいと思います。

私は、こういうピアノ曲を書いています。

そして、ピアノは弾けません。
上の動画は、プロの方に弾いていただいたものですし、下の曲はMIDI再生です。

私は、ピアノが弾けないながら、ピアノの音の響きに憧れを持っていました。だからこそ、ピアノの曲にこそ、この想いを強く求めます。

「響き」の要素の中に、音楽においては、「和音」が含まれると思います。
ですから、私の音楽においても、当然のように和音が重要視されます。
ただ、私の音楽は、あまり西洋的な3和音にこだわっていないのです。

一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)は、そのコンクールの課題曲公募において、アナリーゼ楽譜の提出も求めています。

新曲課題曲募集|コンペティション (piano.or.jp) から

アナリーゼとは、楽曲分析 - Wikipedia と呼ばれるもので、いわば「音楽の分析」と言った方が分かりやすいかと思います。
しかし、そこには問題があります。西洋音楽から派生した和声学を基礎としているからです。

体全体で弾くピアノの和音

音楽に「科学」は必要だが、
「感性」で感じて奏でることでしか、命は生まれない

と私は思います。

興味深いコラムを見つけました。

私は、このコラムを見て、「ピアノは、身体全体を使って引くものである」と解釈し、非常に納得と嬉しさがこみ上げてきました。

和音がバラバラになったりするのは、指でコントロールしようとしすぎているせいである可能性もあり、重心のかけ方で音をコントロールし て、あとは重力や腕の直みで鍵盤を押さえれば、鍵盤は基本的に同時に下がりやすくなるはずである。

横山幸雄ピアノQ&A136 から  Q54 和音をきれいに弾く方法は?|横山幸雄ピアノQ&A136上│株式会社ハンナ (chopin.co.jp)

まさしくその通りだと思うのです。重心を使って引くという事は、まさしく、身体全体でピアノを弾くということなのだと思います。

そこには、頭でっかちだけでは成り立たない、音楽の身体性の要素が絡んでくるのです。