総理大臣が現在、求められている器とは

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春日井市在住です。
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政治家に求められているもの

私見だが、政治家とは面白いもので「選挙民は票である」としか見れないのかもしれない。何せ「議員」になるには、選挙で選ばれなければならず、議員でなければ政治家とは見なされない。

ただ、国会では法律を作り、都道府県や市町村の議会では「条例」を作るのだが、実はそんな基本的なことさえわからずに、「議員はすごい人!」と思い込んでいる人が多いとおもいます。

しかし、真に政治家と言えば、「行政府」の長なのであって、日本で言えば、内閣のメンバーだと言えます。但し、日本は議院内閣制であるので、国会がその動きをしっかりとチェックしなければならない。その意味では、国会議員も政治家であると言えます。地方自治体においては、首長も議員も選挙で選ばれます。と同時に首長の動きを議会がけん制する役割もあるわけですから、いずれも政治家と言えます。

つまり、国民から選ばれたものとしての「公正さ」というのが政治家に求められるものなのでしょう。

民主主義では、政治家は「国民から選ばれる」

しかし、民主主義においては、政治家は国民から「選ばれる」前提があります。政治の主体は国民ひとりひとりだからです。ですから、政治家は選んでくれた(票をいれた)人だけを代表するのではありません。国会であれば、国民全体を代表し、地方自治体であれば、その自治体の住民全体を代表するのです。

総理大臣とは

総理大臣とは、正式には、内閣総理大臣と言い、日本内閣首長たる国務大臣をいいます。文民である国会議員が就任し、その地位及び権限日本国憲法内閣法などに規定されています。

内閣は、日本国の行政を司る機関であり、総理大臣は、その長と言えます。行政とは、法律条例などにより決定された内容を執行したり、諸外国との条約協定などを締結したりすることですから、基本的には、総理大臣は、法律を執行することが役割と言えます。

国会から選ばれる「総理大臣」

総理大臣をどのように選ぶかは、日本国憲法に規定があります。

第六十五条 行政権は、内閣に属する。

第六十六条 内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。
 内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない。
 内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。

第六十七条 内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。この指名は、他のすべての案件に先だつて、これを行ふ。
 衆議院と参議院とが異なつた指名の議決をした場合に、法律の定めるところにより、両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき、又は衆議院が指名の議決をした後、国会休会中の期間を除いて十日以内に、参議院が、指名の議決をしないときは、衆議院の議決を国会の議決とする。

日本国憲法より

ここからも分かるように日本においては、立法府である国会の議決で内閣総理大臣を選ぶのです。ということは、法律の執行役として、立法府から選ばれるのが内閣総理大臣という事が言えるのです。

ちなみに、日本国憲法は、国会を「国権の最高機関」と言っています。総理大臣が国権の最高権力者であるとは言っていないのです。

第四十一条 国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。

日本国憲法より

政治家の器

ここから見て取れるのは、「政治家」とは、国民から直接選挙で選ばれた人のことを言うのであり、政治家の器とは、国民の声を「法律づくり」や「条例づくり」を通して、政治に実現していく実行力を言うのだと言えるでしょう。

総理大臣の器

総理大臣の器とは、国民の総意の上で忠実に「法律」を執行することに他なりません。あくまでも、法律を忠実に迅速に行うことが、その「器の大きさ」につながっていくのです。

まとめ

総理大臣は、法律の忠実な執行が仕事です。しかし、法律の委任により権限が与えられている場合は、一党派によらず、全ての国民のための法律執行を行わなければならないのです。

それが、本来の日本の総理大臣のあるべき姿だと私は考えています。