オーケストラ、そして名古屋の魅力
目次
名古屋近辺のオーケストラの魅力
愛知県には、名古屋を中心に様々なプロオーケストラがあり、それぞれの特色があります。ご紹介していきます。
一番知名度が高いのは名フィル(名古屋フィルハーモニー管弦楽団)
https://www.nagoya-phil.or.jp/
https://www.youtube.com/user/NagoyaPhilharmonic/videos
名古屋フィルハーモニー交響楽団
日本有数のオーケストラの一つとして、愛知県 名古屋市を中心に中部・東海地方の音楽界をリードし続けている。その革新的な定期演奏会のプログラムや、充実した演奏内容で広く日本中に話題を発信。“名(めい)フィル”の愛称で地元からも親しまれ、日本のプロ・オーケストラとして確固たる地位を築いている。
2016年日本を代表する指揮者である小泉和裕が音楽監督に就任。2020年は就任5シーズン目を迎え、その関係はますます深まっている。ほかに現在の指揮者陣には、川瀬賢太郎(正指揮者)、小林研一郎(桂冠指揮者)、モーシェ・アツモン(名誉指揮者)、ティエリー・フィッシャー(名誉客演指揮者)が名を連ねている。また、初代 藤倉大、第2代酒井健治を継いで、2020年4月坂田直樹が第3代コンポーザー・イン・レジデンスに就任。
2002~17年ウィーン・フィルのコンサートマスターであるライナー・ホーネックが首席客演コンサートマスターを務める。2000年以来ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを中心に特別編成されたオーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」と共演を重ねて深い交友関係を築き、2019年までに17回の合同演奏を重ねる。
1988年初の海外公演としてヨーロッパ2か国ツアー(フランス、スイス 広上淳一指揮)、2000年にアジア8か国ツアー(ブルネイ、シンガポール、フィリピン、韓国、マレーシア、ベトナム、タイ、台湾本名徹次指揮)、2004年に「プラハの春」国際音楽祭からの正式招待を受けたヨーロッパ3か国ツアー(ドイツ、オーストリア、チェコ 沼尻竜典、武藤英明、トマーシュ・ハヌス指揮)、2006年にアジア7か国ツアー(シンガポール、フィリピン、台湾、韓国、タイ、香港、マレーシア 下野竜也指揮)を実施、大成功を収める。
これまでに東海テレビ文化賞(1990年)、愛知県芸術文化選奨文化賞(1991年)、文化庁芸術作品賞レコード部門(1997年)などを受賞。楽団創立は1966年7月10日。1973年に名古屋市の出捐により財団法人に、2012年に愛知県より認定を受け公益財団法人となる。2013年に東海市、2016年に愛知県立芸術大学、2018年に豊田市と、音楽教育の推進と文化芸術の振興を目的とした協定を締結。
現在は、意欲的なプログラミングの「定期演奏会」をはじめ、有名作品を中心に取り上げる「市民会館名曲シリーズ」、障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」、市内の学校を訪問する「名古屋市内小・中学校移動音楽鑑賞教室」など、バラエティに富んだ年間110~120回の演奏会に出演している。
近年の演奏だと、こういう演奏があります。
愛知でオーケストラと言えば「名フィル!」と思う方もたくさんいると思います。
同じ名古屋の、セントラル愛知交響楽団
同じ名古屋市に本拠を置くプロオーケストラとして、セントラル愛知交響楽団があります。
https://www.youtube.com/channel/UC0QyjZcN2ql5IrvzFnh-wcg
公益社団法人 セントラル愛知交響楽団について
1983年ナゴヤシティ管弦楽団として発足。岩倉市との音楽文化普及事業委託契約による事業補助を受け1997年に現名称に改名。2009年一般社団法人となり、2021年4月に愛知県より認定を受け公益社団法人となる。2019年4月から常任指揮者に名古屋出身の角田鋼亮が就任。レオシュ・スワロフスキーを名誉音楽監督に、名誉指揮者小松長生、特別客演指揮者松尾葉子、首席客演指揮者齊藤一郎、正指揮者古谷誠一という布陣で新たなスタートを切る。定期演奏会、コンチェルトシリーズ、「第九」演奏会等の自主公演の他、バレエ、オペラ、ミュージカル等の依頼公演にも数多く出演。独自の構成によるプログラム、幅広いレパートリーを生かした学校公演、演奏者と聴衆の距離を縮めるような室内楽公演にも積極的に取り組み、年間約100回の公演はいずれも好評を博す。海外(2007年中国・2009年タイ・2017年韓国)でも公演し成功を収める。2015年半田市と音楽文化振興の協定、2019年一般財団法人稲沢市文化振興財団とも協定を締結。1996年「平成7年度愛知県芸術文化選奨文化賞」、2005年「平成16年度名古屋市芸術奨励賞」、2007年「第2回名古屋音楽ペンクラブ賞」受賞。
プロフィール | 公益社団法人 セントラル愛知交響楽団 (caso.jp)
小牧市に本拠を置く、中部フィルハーモニー
中部フィルハーモニーは、名古屋近郊の小牧市に本拠をおくプロオーケストラです。
中部フィルとは
中部フィルハーモニー交響楽団は、2000年に愛知県小牧市で小牧市交響楽団として発足した。その後、2005年の愛知万博に出演するなどの活動を経て、2007年に広く中部地域の音楽文化に貢献するため「中部フィルハーモニー交響楽団」と改名した。その2007年からは演奏域を広げ、愛知県小牧市以外の愛知県名古屋市、愛知県犬山市、三重県松阪市、岐阜県岐阜市で新たに定期演奏会や定期的なコンサートを毎年開催し、2017年にはそれらの演奏会が10年目となり通算10回を数え、各地域の音楽文化振興に貢献してきた。2015年には創立15周年となり、またアーティスティックディレクターの秋山和慶が指揮生活50周年を迎えたことから、これを記念してマーラーの交響曲第2番「復活」を愛知県芸術文化センター・コンサートホールで満員の聴衆のもと開催し、その演奏は高い評価を得た。2017年度からは秋山和慶が新たに芸術監督となると共に、名古屋定期演奏会の回数を増やし「ブラームス・ツィクルス」を2年間4回でスタートし、誠実かつ熱のこもった演奏を行い好評を博した。その時のライブ演奏は「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」で世界配信されている。なお2018年度からは5回の定期演奏会をNAGOYAシリーズ3回、KOMAKIシリーズ2回とし名古屋と小牧に一層軸足を置くと共に、特別演奏会を小牧市2回の他、春日井市、岐阜市、松阪市で開催し、引き続き中部圏各地域での音楽文化振興に寄与していく。定期演奏会では1人の作曲家にフォーカスしたプログラムも注目されている。また2018年10月には名古屋フィルハーモニー交響楽団第461回定期演奏会にてマーラー作曲「千人の交響曲」に出演し、名フィルとともに見事な演奏を聴かせた。
受賞歴としては愛知県芸術文化選奨新人賞等を受賞。2017年12月に「多年にわたり地方自治の発展に尽力したその功績は誠に大である」として愛知県知事より感謝状を授与された。
中部フィルとは | 中部フィルハーモニー交響楽団 (chubu-phil.com)
愛知室内オーケストラ
愛知室内オーケストラは、愛知唯一のプロ室内オーケストラです。
https://www.youtube.com/channel/UCtx6Bhjx6kH95whPdvPl-CQ
愛知室内オーケストラ
Aichi Chamber Orchestra
プロフィール
沿革
2002年に愛知県立芸術大学出身の若手演奏家を中心として発足。現在は、国内外で研鑽を積み愛知県ほか東海地方で活躍する演奏家で構成されている。主催公演では定期演奏会をはじめ、親子向けのファミリーコンサートを2005年より毎年開催。楽団員自らが企画・演出をする音楽物語等、趣向を凝らした内容に定評がある。また、ワークショップ付きコンサートを多数おこない、毎回好評を博す。その他、学校公演、小編成での室内楽コンサート、合唱団との共演、オペラ・ミュージカルの出演、イベント出演など多彩な公演をおこなっている。
2015年には新田ユリが常任指揮者に就任。定期演奏会のプログラムに北欧音楽を取り入れ、より緻密なアンサンブルの追求とともに、北欧音楽の響きの探求にも力を注ぐ。
2017年1月1日放送のNHK FM「あなたの知らないクラシックの世界」に、2015年2月の「新田ユリ常任指揮者就任記念第14回定期演奏会」で演奏したニルス・ゲーゼの交響曲第3番の録音が放送。
2016年度名古屋市芸術賞奨励賞受賞。2017年8月より、ニルス・ゲーゼの交響曲第3番、第4番をナクソス・ミュージック・ライブラリー他で配信中。
2017年7月にリエクサ・ブラスウィークより招聘を受け、リエクサとヘルシンキの2都市でフィンランド公演を行う。
まとめ
地元愛知に、これだけの面白いオーケストラがあることにワクワクしています。そして、自分の作品も、地元のプロオーケストラに演奏してもらいたいと思っているのです。