つつがなく過ぎた日、母は「お父さん」と呟いた。2023年6月12日

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春日井市在住です。
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母が、すい臓がんステージⅣになりました。(←をクリック)
そして、2023年6月22日に亡くなりました。
母のいのちと向き合うブログを書いています。
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今日は、つつがなく、一日が過ぎた・・・・

この日記を書いている、午後10:00ごろ。我が家は静かです。母が穏やかにスヤスヤしているのを見てると、家でテレビを見る気さえ起こりません。静寂とはこのことを言うのでしょうか。でも、心地よいのです。

今日も、母は安定しています。ただ、昨日よりは、若干苦しんだりといった時間が増えた感じはします。

オキノーム(痛み止めの薬)を飲ませることで、困ったことが起きる。

母が苦しみ始めたときの対応としては、オキノームを飲むということがあります。

実は、このオキノームを飲むことで困ったのです。

体の力が弱ってきているので、薬を飲ませるのに、身体の姿勢を変えることも、母には苦痛になってきています。

右向きの姿勢が楽なので、ほぼ、その態勢なのですが、これだとオキノームを口に入れるのが大変なのです。

ですから、母を仰向けにさせようとするのですが、「痛い! 痛い!」と抵抗感を顕わにして、上手くいきません。今日は、このオキノームを2回飲んだのですが、1回目は、痛がる母を無理やり仰向けにして、飲んでもらいました。ただ、これだと毎回、母に苦しみを与えることになります。

2回目の時は、右向きの楽な体制を維持したまま、オキノームを飲ませることを試みましたが、口を開こうとしません。私は困ってしまいましたが、一つのアイデアが浮かびました。

薬を水の中に溶け込ませたらどうだろう!!

オキノームは粉薬なので、水に溶け込ませることは造作でもありません。そして、昨日来た姉夫婦が、母が楽に水を飲めるように!と買ってきてくれたこれが役に立ちました。

母の口が開かなくても、これで、水を飲ませる感じでやれば、何とかなるだろう!と思ってやってみたら、上手くいきました!!

母は、アボジの写真を見て、「お父さん」と呟いた。

あと、今日印象に残った出来事として、母がアボジの写真を見て、「お父さん」と一言呟いたことですね。

何か、心の中で会話をしていたのでしょうか。思わず、私の心もほっこりとしました。