余命宣告受けて1日が経ち、母から「最高の息子!」と褒められた 2023年6月7日

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春日井市在住です。
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母が、すい臓がんステージⅣになりました。(←をクリック)
そして、2023年6月22日に亡くなりました。
母のいのちと向き合うブログを書いています。
この記事も、そのブログの一記事です。
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朝、母はスヤスヤ眠っていました。

朝の母はスヤスヤです。夜は、比較的眠れているようです。こんな感じで眠っています。

この写真は母のアボジ(父)です。実は会ったことが無く、ようやく手に入れた写真を、母は大切にしていました。※なぜ、アボジという言い方をするのか、気になった方は、⇒こちらへ
ちなみに、なぜ、この角度かというと、こういう角度でしかかけれないからです。ゴメンね。ハラボジ(おじいちゃん)

あの世に行って会いたい人の写真をそばに置く・・・・ということもやっています。
実は、この部屋には、母のオモニ(母)の写真。お父さん(母の夫)の写真、子ども・孫を含めた全員集合写真なども含め、血縁の写真が集まっています。
母が寝ているこの部屋は、母がいろんな人と繋がれる場所です。

体調は・・・・だんだんと弱っているのが分かる。

毎日母と接していると、身体の力が落ちてきているのが、よくわかります。今日は、車いすから、ベットへの移動が上手くいかず、母の身体を抱えてベットに座らせることもやっています。

そういった中でも、いろんな会話を母とします・・・・と言っても、僕が「~かな?」と投げかけて、母が首を縦に振るか横に振るかのコミュニケーションが多いのですが、それでも、自分の想いをぱっと出す時があり、嬉しいです。

感動した、とても嬉しい言葉・誉め言葉を母からもらう。

その中でも、嬉しかったのは、母が私のことを「かわいい」と言ったことです。母の思い残しが無いように、いろんな話をしていた最中のことです。他にも「心根のやさしい」とか、究極には「最高の息子」とかが嬉しかったです。

(7月6日追記) 母がこの時、私に言った「かわいい」には、笑顔が伴っていました。いま思えば、家族に対して、心から笑った笑顔は、この時が最後だと思います。ですから、改めて言います。「お母さん。ありがとう」

ここでは、書ききれない感動を覚え、「かわいいと言ってくれてありがとう」「心根がやさしいと言ってくれてありがとう」「最高の息子と言ってもらってありがとう」と号泣してしまいました。

正直、いろんな想いがよぎる。

昨日、余命宣告を受け(←クリック)、様々な思いがよぎっています。涙が流れることもありますし、母の死に関わる様々なことも、やらなければいけないし・・・・

ただ、母は、だいぶ前から、死の為の準備を進めており、私にもその全容を教えていました。
私も、母の想いを姉二人には、ことある毎に伝えて、母からも直接、姉にも伝えていたので、姉弟でそこは共有できていました。
どこの葬儀社を使うのか、どこに遺骨を納めるのか、・・・そして財産のことも、決めていたので、
それを今から進めていくのは、ある程度段取りも整っているのですが・・・・

母との時間を大切にしたい今、正直、その準備のために時間を使うのさえ、心苦しいのです。
心置きなく、母のそばにいてあげたい・・・・

でも、長い時間かけてきた「死」の準備(なんだかんだ言って、20年以上はかけてます)・・・、それを滞らせるわけにはいきません。

しっかりと、その準備もしながら、母を幸せに送ることができることをやっていきたいと思います。

涙が溢れ出るときは、素直に出しています。

正直、様々な思いが交錯し、涙が流れたり、声を出るときもありますが、その時は素直に出すことにしています。

母との時間を共有するということは、感情も共有すること。だから、涙が流れるときは、流した方が良いし、その方が、母の感情に触れると思います。
また、涙を流すことで、心の整理もつきやすいと思います。

本人に対しての思い残し、泣き残しをしないよう、感情を素直に出していきます。

この日から、一番強力な、貼る「医療用麻薬」を使い始めました。

正直、薬を飲む力も落ちてきているなあと感じていたので、しんまちクリニックのお医者さんに、昨日お話しして、一番強力な貼る「医療用麻薬」を処方してもらいました。

これは、昨日、春日井市民病院の主治医の先生からもお話しいただいていた、貼る痛み止めの薬です。一日一回、胸や太腿などに貼ります。

薬を飲みこむ行為も、かなり、しんどくなっているので、その状況もしんまちクリニックの先生にお話しして、今日から使うことになったのです。

※ちなみに、昨日は、①午前中⇒春日井市民病院での定期診察 ②午後⇒しんまちクリニックの在宅診療日 と偶然同じ日に重なったので、早く、対応いただきました。

劇薬でもあるので、キチンと説明書があります。一日一回、24時間貼るのですが、貼る場所や貼り方が細かく決められています。何日、何時に貼ったかもその薬に書かなければいけません。

これで、一日3回の薬を飲むという苦痛からは、逃れられます。
何度も言いますが、『楽』を作ることから、幸せな死は作れる、と思っています。