今日は、下の姉が、母の見舞いに来てくれました。2023年6月10日

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春日井市在住です。
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母が、すい臓がんステージⅣになりました。(←をクリック)
そして、2023年6月22日に亡くなりました。
母のいのちと向き合うブログを書いています。
この記事も、そのブログの一記事です。
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母、今日は、あんまり落ち着かない様子

今日の母は、息切れが激しくなったり、落ち着いたりが、繰り返されているような状況でした。

それでも、意識がはっきりしているし、まだトイレにも行けてるからいいんだけれども、母が落ち着かないと、やっぱり、私もソワソワしてしまいます。

昨日が、比較的、安定していた反動なのでしょうか。でも、これからは、こういう日々が続くんだろうなとも思っています。

点滴、は毎回針の抜き差しをしてもらうことに・・・・

そういう中、毎日の点滴は、毎回、針の抜き差しをしてもらうことにしました。

ただ、母は年齢と体の衰退もあり、点滴の針を刺す場所が限られています。
今回は肘の裏側に点滴の針を通すことにしましたが、少しでも肘を曲げると、点滴が落ちなかったり、針が血管と突き破る可能性があるので、タオルを使って、母が肘を曲げないようにしました。

おかげで、痛みなく、点滴ができて良かったです。

母は「『助けて~』と言ったら、誰もいなくなる子」という芯をもっていた。

今日、母の潜在意識の中に、「『助けて~』と言ったら、誰もいなくなる子」というがあるのが、分かりました。

午前中のことですが、母が苦しんでいたのです。「助けて~ 助けて~」と言いながら。

僕が「助けてあげるよ。よしひろが助けてあげるよ」と言ったら、

母は、「よしひろはいない」と答えたのです。

僕が「そんなことは、無いよ! よしひろはいるよ!」と言ったら、

母は「よしひろはいない!」を繰り返します。

僕が「お父さんもいるよ!」「○○姉ちゃんもいるよ!」と言っても、

母は「お父さんはいない」「○○はいない!」と言います。

僕は直感で、《これは、芯が言わせる言葉だな!》と感じ、いろいろやりとりした後、ずばりと母に言ったのです。

「お母ちゃんは、『「助けて~」と言ったら、誰もいなくなる子』なんだね」と。

そうしたら、母の息遣いが急に穏やかになり、僕に「ありがとう」と言ったのです。

と言うのは、「生まれたときから、今までの人生の中で、人間関係(生育環境も含む)、受けてきた刺激、時間、の積み重なりの中で育まれた、強固で無意識無自覚のマイナスの感情パターン」のことです。探偵であり、心理分析プロファイラーなどなど、私の師匠である谷口敏夫が見出した実践心理学の概念であり、
私は、その芯を潜在意識から出すことができる、メンタルコーチングの資格を持っています。

は、超マイナスな感情パターンです。どマイナスな故に、誰も自分から気づこうとしませんが、知らないうちに、この芯に支配されて、本当はやりたくない言動をしてしまうのです。

それに気づくのは、嫌なことであり、至難の業ですが、分かったほうが、心のケアに繋がるものです。
特に、母の場合だと、苦しい状況が、マイナスの感情パターンを想起させるケースは、往々にしてあります。

その時に、昔から繰り返してきた感情パターンを一言で言い表すと、苦しみがスーッと消えるのです。

母は「ありがとう」言ったあと、次のように言いました。「いつからなのかなあ~」と。
これが、昔からの感情パターンなんだ!苦しみのパターンなんだ!と母は気づいたようです。

私は言いました。「小さい時からだと思うよ。オモニにも誰にも、『助けて~』って、言えなかったんだよね。言ったら、だれもいなくなる感覚を味わってきたんだよね!」と。そして続けて言いました。「『助けて~』って言って良いんだよ。助けて~と言ったら、みんなが助けてくれるよ!お父さんも、お姉ちゃんも、よしひろも!」

そしたら、母は大きくうなづき、呼吸がますます安定してきました。

今日は、下の姉が来てくれました。

今日は、下の姉が来てくれました。母もものすごく嬉しそうでした。その嬉しさを最も表していたのが、これでしょう。

下の姉が帰ろうとしたとき、母は「見送りたい!」と言って、玄関まで見送りました。

姉が帰ろうとしたとき、母が「見送りたい!」と言ったのです。玄関まで見送るためには車いすに乗せなければいけません。それがどれだけ苦しいことか! でも母は意思を曲げません。

母を車いすに乗せて、姉の見送り。本当に、これがあと何回あるか・・なんて考えたら、私も涙が出そうになりました。

それより大事なのは、この会っている瞬間を大事にしていくことか! なのだとも思っています。