【在宅看護 家族ケア】体の動かない母はこうやってトイレに行っている。ブログ番外編
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母のいのちと向き合うブログを書いています。
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我が家では、車いす移動で、トイレに行っている。
このブログでは、身体の動かないはず母が、トイレに行っている記述がいくつか出てきます。
ですから、番外編ですが、我が家では、どのように、母がベットからトイレまで行っているのか、
お伝えしたいと思います。
この記事が、在宅看護をしていらっしゃる家族の参考になればと思っています。
ポイント1 母が自ら動くところを少なくする。
基本的には、自分から動くことが苦しくなってきますから、自分で動くところをできるだけ少なくすることが大事です。言い換えれば、自分で動けるところもつくって、人間らしく自分でやっている感じを体験することも大事だと思っています。
ポイント2 移動は車いすで。
ベットから、トイレまでは車いすで移動することです。車いすで移動することで、母の苦痛の軽減が著しくできます。
トイレまでの、移動の経路を画像を使って。
では、実際に移動の経路を画像を使って説明します。(実際には、母が車いすに乗っているものだと思っていください。)
- ①ベットから車いすへ。
- 母が寝ているベットに車いすを寄せます。
こうすることによって、母が自分で車いすに乗ったり、少ない介助で車いすに乗ることができます。
- 車いすで母のベットのある部屋から出る。
- 車いすに母を乗せて、ベットのある部屋から出ます。
ここから、右に曲がるのですが‥‥一見狭そうですよね!
でも、曲がれるのです。
ちなみに、車いすのフットサポート(足乗せるところ)は使いません。
少しだけ、足を浮かせてもらっています。
- トイレの正面へ。(あらかじめ、ドアを開けておく)
- 部屋を右に出ると、トイレの正面に出ます。
予め、トイレのドアを開けておいて、すんなりとトイレに入れるようにします。
- 車いすをトイレの便座ギリギリまで寄せる。
- 車いすをトイレの便座ギリギリまで寄せます。
フットサポート(足乗せるところ)を使わず、足を浮かせているだけなので、
このまま足を置き、右側の取っ手につかまりながら、自分で立ち上がって、便座に座ります。自力が難しそうでも、私が支えれば便座への移動はできます。
- トイレをする。
- そして、車いすを引き、ドアを閉めて、トイレをします。
大便・小便が終わったら、ドアをノックしてもらうなどの合図で、知らせてもらい、
私がおしりを吹いたり、パンツを変えたりします。
母にとっては、ベットから車いすの移動や、トイレで便座に座り直すなどの行為は、大変苦しいものですが、その苦しさが短い時間で済むように、工夫をしています。