「お父さんに、お母さんは、しっかり生きていたよと伝えてね」と母は、僕の頬を撫でながら言った。2023年6月8日

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春日井市在住です。
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母が、すい臓がんステージⅣになりました。(←をクリック)
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「トイレ!」と意思表明をして朝を起きた母

昨日の夜。強力な痛み止めを使い始めた効果もあったでしょう。母はスヤスヤと眠り、起きだしたとたんに、「トイレ!」と言い出した。まだ意思表明ができることに一安心。ベットから車いすの移動も、かなりしんどくなってきているが・・一昨日の余命宣告の時に、だんだんとモノも食べれなくなり、意識も朦朧としてくる・・・とも言われていたので、今日も何らかの意思表明ができることに感謝。

部屋に戻り、ベットに寝かせて、「お水!」ともいうので、お水も飲ませて、一安心。
僕が、「お外に朝ごはん食べに行って良い? さすがにおなか空いて、お母さん看るの大変だから!」と言ったら、車いすで座りたい!というので、車いすに乗せたら、「良いよ」と言ってくれたので。少しばかり、外にご飯を食べに行きました。※漫画喫茶のモーニングです。

意思をはっきり言える分だけ、安心ですね。こういう時は、少しばかりの時間を空けることも大事です。
出るときに、「行ってらっしゃい!」と元気よく言ったことも嬉しかったです。

「お父さんに、お母さんは、しっかり生きていたよと伝えてね」と母は、言った。

戻ってきて、母は、もう一回トイレに行きたがりました。トイレに行ってから、もう一度戻ってきて、ベッドに横たわろうとするときに、母は「お父さん、お父さん」と言いながら、僕の頬を触ろうと手を出してきました。

僕は母の手を頬にあてた。すると、母は僕の頬をさすり始めながら言った。
「お父さんに、お母さんは、お母さんは、しっかり生きていたよと伝えてね」

僕は涙が出てきました。伝えるよ。伝えるよ。と言いました。父は、認知症で特養に入所していて、なかなか会えないからです。

今日のトラブル、針が血管から漏れちゃった?

デイサービスに行くことをやめてから、毎日訪問介護に来ていただき、3時間ほどの点滴を打ってもらっています。

実は、今日、トラブルがありました。点滴の針が血管から漏れる(血管を突き破る)というものです。どこの訪問看護も、これについては、慎重を期していると思いますが、どうしても一定数ありうることだと思います。なので、訪問看護に来ていただいている、しんまちクリニックさんを責めるためではなく、介助をしている家族として、こういうこともあるよ! ということを知っていただきたく、この話もしたいと思います。

点滴時に針が血管から漏れることを、血管外漏出と言います。針が血管を突き破ってしまう状態ですね。

実は、この状態になると、とにかく、針が刺さっている部分の周りを中心に痛くなるのです。

ですから、点滴がはじまってから、針が刺さっているところが痛くなったら、まずは血管外漏出を疑って、針を刺し直させてもらうことが大事です。

今回、母は、点滴始まってから、刺さっている腕を痛がりました。すぐに、私は血管外漏出を疑い、訪問看護に連絡をして、点滴の針を刺し直しさせました。

なぜ、そんな判断がすぐにできたかと言うと、私もこの痛さの経験があったからです。中学の時に骨折し、入院した時に、この痛みで悶えた経験があったからです。

針の指し直しをしてから、母は痛みから解放されたのもあり、気持ちよさそうに点滴を受けています。
実際、「ああ~楽だ~」なんて言いながら、点滴を受けてました。

実際に、気持ちよさそうに点滴を受ける母(本当の現場画像)

膵臓癌の終末期に、物凄く痛い状況というのは、本来あってはならない状況だと思います。

しかし、点滴が細い血管に細い管を通す性質である以上、これは実際にありうることで、処置した看護師やクリニックを責めるのでなく、すぐに痛みを訴え、指し直してもらうことが大事です。

特に、老体にであったり、癌の末期症状などの状況で、血管に針を通すリスクが高くなっているのも事実なので、点滴時痛みが生じたら、痛いことを訴えて、針の指し直しをお願いすることは、とても重要なことだと思います。

母の手相を撮りました

ふと、母の手を見たときに、素晴らしい手相だなあ・・・と感じました。なので、その手相を撮っておこうと思い、ここに残します。

私は、ひそかに手相は、手に刻まれた人生の記録だとも思っています。この際だから、母の人生の記録である手相もとっておこうと思いました。

右手の手相

左手の手相

特に、右手は運命線と太陽線と財運線がほぼ同じところから始まっているような手相です。ひょっとしたら、覇王線かな?と思っています。

また、左手は、どうもマスカケですね。母らしい、人生を刻んできたんだなあと思いました。