痛みを感じなくする方法をいつも、探っています。 2023年5月25日

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春日井市在住です。
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母が、すい臓がんステージⅣになりました。(←をクリック)
母のいのちと向き合うブログを書いています。
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今日は、痛みがある日・・・・

今日は、母は、薬を飲んでも、痛みがあるようだ。

朝、起き上がると、とてもとても険しい顔

痛みを抑える薬は、
オキシコドン徐放錠5㎎を朝・晩の12時間おきに
ロキソプロフェン錠60mgを朝・昼・晩の3回、食後に
飲んでいる状況です。

癌の進行度合いによって、痛みも増すので、それを抑える薬も強くなるのですが・・・・
癌の進行とともに痛みが増すということは、今までの、薬でも効かなくなってくるということ。
だから、母ちゃんの痛みを観察することは、介助者として、とても大切なことなのです。

癌の緩和ケアの目的は「苦しみを予防し、和らげること」なので、介助者としても、癌のもたらす「痛み」をつぶさに見ておくことは、とても大切です。

しかし、「痛み」だけ見て、何もしないでは意味がありません。

薬を飲んでも痛い時にのむ薬=オキノーム散2.5mg を処方されていますので、それを飲んでようやく落ち着いたという感じです。

癌と向き合うということは、「痛み」と向き合うということなのだと思う。

痛み、と言っても、ただ、どこどこが痛いというだけではないと思っています。

すい臓がんの末期症状には、以下のようなものがあります。

病気が進行すると持続的な腹痛や頑固な背部痛が出現します。主膵管の閉塞は膵外分泌能を低下させ食物の消化吸収を障害し、下痢、腹痛、体重減少などを生じることがあります。また、内分泌機能が障害されると口渇、多飲、多尿などの糖尿病の症状があらわれます。癌が膵臓の外にでると近傍の胆管を閉塞させ(図3)黄疸が生じ、眼が黄色くなったり、尿が濃い紅茶色に変化します。肝臓機能の悪化が見られ、血中ビリルビン、ALP、γ-GTP、AST (GOT)やALT (GPT)などが上昇します。病巣が進展し十二指腸を狭窄させると、悪心、嘔吐などの症状が現れます。膵体部がんあるいは膵尾部がんでは解剖学的位置関係から前述した症状が出るまでに時間がかかります。がんが進行すると、腹水が貯留したり、神経を圧迫して持続的な背部痛が生じたり、食欲不振が続いて体重減少などがおこります。

膵がんの症状 | がんの知識・講座・研修 | 愛知県がんセンター (pref.aichi.jp)

つまり、ありとあらゆる症状が癌の末期には現れるということです。

だから、あらゆる症状とそこから来る不快感を和らげていく・・・、そのために限られた条件の中で、どう環境をつくっていくか・・・だと思うのです。

率直に言えば、すい臓がんの末期で、在宅の緩和ケアを選択するのであれば、いつも一緒にいる家族が必ず必要だと思います。痛みや不快感を心理的に共有し、対応する人が家族としていたら、どれだけ心強く、そして、その心強さから産まれる幸せ感もあろう。

幸せを創るとは、痛みや苦しみと向き合って、それを一緒に超えていくことが大切なのだと思う。
それが智慧であり、未来へとつながっていくものだと思う。

補足・・・早く死んだ方が良い。

「早く死んだ方が良い」・・・これは、今日、実際に母が言った言葉です。いくら薬で痛みが緩和されているとはいえ、それを超えた痛みや不快感が出て来ることもあります。

そんな時に、早く死んだ方が良い・・・という気持ちになるのも、当然のことだと思います。
そういう気持ちも踏まえて、この一瞬一瞬をどう向き合っていくかだと思います。