サボテンの新料理の開発プロジェクト! ~愛知県春日井市にて~

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サボテンの新料理開発の記事がありましたので、ご紹介いたします。

愛知:サボテン新名物料理を 春日井でプロジェクト 飲食店協力来年提供へ:地域ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) から

サボテン新名物料理を 春日井でプロジェクト 飲食店協力来年提供へ

2022/10/06 05:00

試食会で新たなサボテン料理を紹介する長谷さん(左)(9月30日)

試食会で新たなサボテン料理を紹介する長谷さん(左)(9月30日)

 サボテンの栽培が盛んな春日井市で、新たな名物となるサボテン料理を創るプロジェクトが始まった。市内の飲食店が協力して年内にもメニューを開発し、来年から賛同する店舗を募って展開していく予定だ。物珍しさにとどまらず、おいしくて体にも優しい味を目指している。(黒岩宏行)

 約15年前、市内の中華料理店「四川」などがサボテンを使ったラーメンやコロッケを開発し、提供を始めた。一時は市内で30~40店舗ほどの飲食店がサボテン料理を手がけていたが、筋取りなどの扱いにくさから撤退する店もあった。一方でスイーツを開発して新規参入した店もあり、現在は約20店舗がサボテン料理を提供しているという。

 市や市観光コンベンション協会は、さらに多くの飲食店で春日井市を代表するグルメとして提供できるよう、調理方法を統一することなどを目指すプロジェクトを始めた。

 店や市民活動団体代表者らを集めた会合を7月に初めて開き、市民アンケートなどを基に意見を交わした。9月30日には「四川」で試食会を行い、サボテン料理を提供してきた長谷善重さん(64)らが、サボテンを使ったサラダやギョーザ、から揚げ、串焼きなどを披露した。

 長谷さんは「食感や酸味、ヌメリがあるサボテンの特性を生かし、誰もが喜ぶ名物グルメを開発したい」と語った。

 これまでサボテンを扱ったことがなく、プロジェクト初参加の「 蕎麦そば の三心」の金岩里穂さん(26)は「収穫時期によって味が違うなど、サボテンの面白さを知った。地域の飲食店が協力し、一つの料理を作ることに憧れる。力を合わせて、新たな春日井名物を実現させたい」と声を弾ませた。

 市などは料理の専門家や調理に詳しい大学生らの意見も聞き、試作品をイベントなどで提供して完成度を高めていく方針だ。市経済振興課の担当者は「名産品であるサボテンの良さを広め、市の魅力を発信したい」と意気込んでいる。

 食用サボテンは、メキシコなど各国で親しまれており、市内ではウチワサボテンが主に栽培されている。

 市によると、1950年代、果樹栽培が盛んな桃山地区で、赤いサボテン「 緋牡丹ひぼたん 」に魅せられた農家が、副業として栽培を仲間に提案したことから、栽培が始まった。59年の伊勢湾台風で果樹園が壊滅的な被害を受けた中、被害の少なかったサボテンの栽培が急速に普及したという。

 サボテンはビタミンCやカルシウム、クエン酸などが含まれ、食物繊維も豊富。動脈硬化の予防や疲労回復、整腸作用など、健康食材としても注目されている。